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2008年度 理事長所信

第57代 理事長 松尾 真吾

 日本が、世界有数の経済大国であることに疑う余地はありません。それは、GDP(国内総生産)や金融資産残高などの経済指標を見ても明らかです。しかし、格差社会問題や年金制度、教育、不安定な雇用など山積する社会問題、また多発する凶悪犯罪や青少年犯罪のことを考えると、私たちは、日本の将来に不透明感や不安感を拭えず、決して豊かさを実感していないのが現実です。

 古来より、日本人は、和を大切にすることや他を利することを美徳とし、郷土を愛する心や相手に感謝をする心、人を敬う心のような道徳心を培ってきました。しかし残念なことに、経済発展を遂げてきたこの戦後60余年の間で、日本人の価値判断基準は、「金」や「物」になってしまい、日本人の「心」は少し歪んでしまったように感じます。そんな今、私たちは改めて、「心」を大切にしてきた古き良き時代の精神に立ち返り、安らぎ・助け合いのある豊かな社会を構築していく活動を展開しなければなりません。

 まちづくりへの高い志を持った青年が集う(社)岐阜青年会議所は、5年後・10年後のぎふのまちの姿を見据えながら、臆することなく、行政に物申したり、市民にメッセージを送ったりすることができます。そして何より、私たちが一丸となって取り組んだ時の力は強力で、行政や市民に与える影響力は大きなものがあります。だからこそ、私たちは、岐阜JCが行政や市民にとって、なくてはならない存在になるために、まちづくりの主役であるという使命感と56年前からまちづくりに取り組んできた組織の一員であるという誇りをもって、まちづくりに取り組んでいく必要があります。ぎふのまちに、かつてのような賑わいを取り戻すためには、まるで磁石のように人の心を惹きつけ、夢中にさせてしまう力が必要です。「あんなまちに行きたい」、「こんなまちに住みたい」と思わせ、人を否応なく来させてしまう、住まわせてしまう「磁力」のあるまちを創っていこうではありませんか。
 
 また、企業・組織のリーダーとして社員・構成員を引っ張っていかなければならない私たちにも、「あの人のようになりたい」と人をすっかり魅了させてしまう「磁力」を備えることが必要です。人間だから、誰でも課題や困難から逃げたい弱い気持ちになります。しかし、本当は逃げるから余計に苦しくなるのです。逃げていては、何も得るものはありません。逃げようとするから、何事も無難に、こなしになってしまうのではないでしょうか。逃げる人を見ていると、出る言葉は愚痴と言い訳ばかりで、見苦しくさえ感じます。逃げずに困難を乗り越えていけば、それが自信となって、あなたを「磁力」のある人にしてくれます。自らの意思で入会したJCだから、逃げずに、敢えて苦しい道を選んで、必死にぶつかって乗り越えていこう。そして、メンバー全員が課題や困難から決して逃げない「磁力」のある人となって、「磁力」のあるぎふのまち、「磁力」のある岐阜JCを創っていこうではありませんか。


●「磁力」のあるまち●

 2006年、岐阜JCは、新しいまちづくりビジョン「アクティブコンパクトシティぎふ〜安らぎ 賑わい 助け合いのあるまち〜」を制定し、ビジョン実現のための運動方針を「Spiral Up Gifu Power!」と定めました。新ビジョン元年の昨年、ぎふのまちで市民力・企業力・行政力の3つの力が相乗効果を生み出し、まちの活力を最大化させていくことを目指して、私たちは、自らが率先して動き、周囲の人々の意識を変える運動に取り組んできました。新ビジョン2年目である本年度は、私たちが、ぎふのまちは変わってきていることを目のあたりにし、私たちが行うべき運動の方向性が間違いないことを実感できる年にしていきます。

 ぎふの中心市街地を歩いていると、百貨店や映画館、飲食店、小売店など多くの店舗が姿を消し、決して賑わいのあるまち、活気のあるまちとは言えず、寂しく感じます。私が幼少の頃には、昼夜を問わず、また老若男女を問わず、人が集っていました。かつてのぎふのまちには、人を否応なく来させてしまう、住まわせてしまう「磁力」が間違いなくあったのです。

 古くから商業や娯楽、居住、教育、公共施設など様々な都市機能を有し、人々が集う中心市街地は、まちの個性や活気を表す「まちの象徴」であります。しかし、車社会の進展により、居住施設や商業・娯楽施設のみならず、公共施設や学校・病院までもが郊外に移転し、「まちの象徴」は以前の「らしさ」を失ってしまいました。こうした現状の中、ぎふのまちの賑わいをつくるために、ぎふのまちの顔でもある岐阜駅前から柳ヶ瀬を中心とした地域において、ぎふのまちにしかない個性あるまちづくりを展開していきます。

 また、賑わいのあるまちづくりのために欠かせないのが「観光」です。岐阜市への観光客は、昭和の時代に比べ大きく減少し、長良川河畔や岐阜公園周辺も中心市街地同様、かつての賑わいは感じられません。ぎふ経済活性化、そして賑わいのあるまちづくりのために、新たな視点でぎふの魅力を見つめ直し、様々な産業へ経済波及効果が大きい観光産業を活性化させていく必要があると考えます。

 まちの「磁力」を発生させる最大の力は、モノや場所の魅力ではなく、このまちを何とかしなければ、私たちがやらなければという、そこに住む人々のまちを愛する気持ちです。多くの人々が訪れてくれるぎふのまちを創造するために、ぎふのまちに住む人々が、自分たちの住むまちの魅力を理解し、心から愛する取り組みを始めようではありませんか。
   

●未来の宝の育成●

 子どもたちや若者たちの明るい笑顔や爽やかな声、元気で逞しい行動は、それだけで私たちを和ませ、まちに活気と安らぎを与えてくれます。まちの将来を担う青少年を心身ともに健康に成長させるということは、未来のぎふの宝を育てるということであり、親や先生のみならず、明るい豊かな社会の構築を目指す岐阜JCの永遠の課題とも言えます。

 親や先生、地域の大人たちには、子どもたちを教育する責任があります。しかし残念ながら、我が子を甘やかす親や、叱らなくなってしまった先生、地域コミュニティの希薄化により他所の子に無関心な地域の大人たちが増えているのが現実です。岐阜JCでは、2年前より、メンバーがPTAや先生、地域の大人たちを積極的に巻き込んで、青少年の心身育成に取り組み、その活動を通して地域コミュニティ内の絆の強化を図ってきました。3年目となる本年は、子どもを取り巻く大人たちに、さらに積極的に参画してもらうことにより、地域の皆で子どもたちを見守り、育てていく機運を高め、地域コミュニティに安らぎと助け合いの花を咲かせていきたいと考えます。


●「磁力」のある人●

 私は、「磁力」のあるリーダーになりたいと強く思っています。強い信念と自信を持ち、何事からも逃げずに、最後まで相手のことを想いながら面倒を見てあげられる人には、自然と人が引き寄せられます。強い信念と自信を持つためには、何よりも経験・体験に基づく幅広い見識が必要です。また、相手のことを最後まで想って面倒をみるためには、厳しさとやさしさが必要です。相手を不快にさせないという「見かけのやさしさ」ではなく、相手のことを真剣に心配する「真のやさしさ」と、相手の足りないところを指摘する「厳しさ」をもった、人間味溢れる「磁力」のある人になろうではありませんか。

 賑わいのあるまちづくり活動に取り組む私たちは、何よりもまず自分の会社を活気あるものにしていく必要があります。自分の会社でなければ作れない、自分の店でしか売っていないといった顧客を否が応でも引き寄せてしまう企業になれるよう、私たちは経営資質の向上に努め、強い信念と大胆な発想をもって社員を引っ張っていける「磁力」のある経営者とならなければなりません。

 また、ぎふのまちの企業力向上を目指す私たちは、自分の会社のことだけを考えていているのではいけません。就業意欲を失った若年無業者(ニート)の増加が社会問題となっている今、まだ社会に飛び込んでいない者たちに、働くことのおもしろさや厳しさを教え、「将来、ぎふのまちで仕事に就こう」、「思い切って起業しよう」と気持ちを奮い立たせてあげることも、まちの将来を見据えて取り組まなければならない課題です。  



●「磁力」のある岐阜JC●

  岐阜JCは、委員長のためにある組織ではありません。もちろん、理事長のための組織でもありません。メンバー全員が同額の会費を出しあい、「ひとづくり・まちづくり」に取り組む、「メンバー全員が主役」の組織なのです。心のどこかに、俺がやらなくても誰かがやるからという甘ったれた気持ちはないでしょうか。高い志を持ち、自らの意思で入会したのですから、自分が主役であるという気概を持ってJC運動に励まなくてはなりません。そんなメンバー全員が一丸となって活動をすれば、組織は強固のものとなり、周囲の関心を引き寄せられる、「磁力」をもつことになるのです。

 岐阜JCの事業は決して成功が目的ではありません。委員長が頼むと言っているから、副理事長や室長がやれと言っているからといった方法で、皆さんは本当にやりがいを感じるでしょうか。そんなやり方では、メンバーは無難にこなしてしまい、JC活動から得るものは何もなくなってしまいます。メンバー全員が意見を出し合い、目的に向かって取り組むからこそ、事業へのエネルギーが蓄積し、事業を終えた時に全員で達成感や感動が味わえるのです。事業の見た目を気にするよりも、いかにメンバーがそのプロセスから関わってきたかがわかる泥臭い、汗臭い事業であってこそ、本当に成功と言えるのです。

 また、JCでは、「生涯の友」を作ることができます。私は入会当初、自分の悩みや弱みを他人に話すことを避けていました。自分で何とか解決できるという自尊心が、その邪魔をしていたのです。しかし、自分だけで悩むことは本当に苦しいものでした。時にはウヤムヤにしたり、時には小手先の解決策を選んだりもしていました。そんなある時、私に大きな転機となる、私の性格を痛いくらいずばりと注意してくれる真の友との出逢いがありました。相手を信じ、自分の悩みや弱みをさらけ出してこそ、相手も自分の悩みや弱みをさらけ出してくれます。これが本当の「裸と裸の付き合い」の始まりです。そうしてこそ初めて、相手への興味がわき、本音で語らうことで、友情・信頼へと繋がっていくのです。たかが数年のJC生活です。JC生活の中だけでの100人の「みかけの友」をつくるよりも、一生付き合える10人の「生涯の友」をつくることのほうが大事だと思います。それが、JC12年目のラストイヤーを迎える私が、先輩諸兄から教わってきた良き組織風土としてメンバーに伝え残しておきたい岐阜JCの最大の魅力です。


●大胆な発想で「ひとづくり・まちづくり」●

 委員会活動をみていると、2代目、3代目の経営者が多いこともあってか、今のJCメンバーは、大胆に発想をすることを避けている気がしてなりません。大胆な発想がないと、創り上げる事業はマンネリ化し、メンバーはやりがいを感じず、結局のところ無難に、こなしになってしまいます。何も遠慮はいりません。「本会議所活動の要」とされる委員会では、大胆な発想で、納得いくまで議論し、積極的に学び、心から楽しむ気持ちで、例会や事業に参加しよう。

 私たちがJCで学ぶことは、全て自分たちの企業経営や地域活動で活かすことができます。いや、活かさなければJCに在籍している意味はありません。大胆な発想で、決して逃げることなく、「磁力」のあるまちをつくるために、そして「磁力」のある岐阜JCをつくるために、「まちづくりのプロ集団」岐阜JCの一員として、ぎふのまちの中で暴れようではありませんか!


基 本 方 針

・ぎふの特性をいかした、人を惹きつける「磁力」のあるまちの創造
・地域コミュニティの人々の積極的な参画を得て行う青少年の心身育成
・「磁力」のあるリーダー、経営者になるための資質向上
・プロセス重視の組織風土の継承と公益法人制度改革を見据えた組織運営

全 体 事 業

スポーツチャレンジぎふ2008

スイーツガーデンイベント(仮称)


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