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第59代理事長 加藤 大武 |
1980年代後半、日本中がバブル景気に沸いていた頃、まだ社会の荒波に出ていない私たちは、自分の将来に不安もなく夢を持ち、大人になる日を心待ちにしていました。しかし、その後日本は「失われた20年」とまで言われるほどの景気不況を経験し、国家の財政不安や政治不信、世界的な金融危機も重なり、私たちは日本の未来に大きな不安を感じることになりました。
日本の歴史を振り返ってみれば、政情不安で国民の生活が苦しかった江戸末期に、坂本竜馬を始め多くの志士が先の見えないこの国をどう変革すべきなのかを考え、明治維新へと繋がりました。その時の戊辰戦争では、同じ日本人がただこの国の未来を思い、命をかけて戦うことで、今の近代国家の基礎を創りました。かつての日本の若者たちは、自分の国を愛し、自分自身よりも国や周囲の人々の未来のために、命をかけて行動したのです。
今、日本の社会では、自殺者数が8年連続で3万人を越え、短絡的な凶悪犯罪や親子の間での悲惨な事件が連日のように報道されています。このような、心のゆとりや希望を失ってしまった時代だからこそ、「明るい豊かな社会を築き上げよう」という同じ志を持って集まった私たちは、かつて日本の若者が日本の未来のために立ち上がったように、「社会のため」、「地域のため」そして「人々のため」という奉仕の精神で、「ひとづくり・まちづくり」運動を展開しなければいけないのです。
(社)岐阜青年会議所が、ぎふのまちにとって「なくてはならない」存在になっていることは疑う余地もありません。私は、そんなすばらしい組織に在籍していることに誇りを持ち、そして創始より58年間、「ひとづくり・まちづくり」運動を継承されてきた先輩たちに感謝の気持ちを持って、本年10年目の活動を迎えています。私は、岐阜JCが、ぎふのまちの人々に対してさらに存在価値を高めていくためには、まずは、メンバー全員が、今の自分に満足することなく、勇気を持って“一歩”前に踏み出していく必要があると考えています。岐阜JCには、失敗したときには温かく見守ってくれるメンバーがいます。物事を達成した時に、喜びや感動を共有できるメンバーがいます。自分の意見に対して、真剣に答えてくれ、自分には何が足りないのかを教えてくれるメンバーがいます。そんな「愛」を与えてくれる友がいることを胸に、迷うことなく、挑戦していこうではありませんか。様々な場面でメンバーと関わり、共に活動することで、私たちは、自分の力だけではなく、周囲の人々に助けられながら生きていることに気づき、周囲の人々や組織から必要とされることに、喜びや誇りを感じるようになります。そこから生まれるJC活動に対する喜びや誇りは、みなさんの心を、より一層「メンバーのため」、「岐阜JCのため」に「何とかしよう」という気持ちにさせ、その結果メンバーの結束さらには、組織の強化へと繋がり、岐阜JCの伝統は後世に継承されていくのです。
【郷土愛】〜自慢できる魅力あるぎふのまち〜
県都・岐阜市の中心市街地は、ぎふのまちの個性が表れるまちを象徴する場所です。しかし、昨今のぎふのまちは、中心市街地のインフラ整備が進んでも柳ヶ瀬や長良橋通りでは空き店舗が増え、まちの衰退に歯止めを掛けることができていないのが現状です。まちづくりの主体者である市民が心から郷土を愛する気持ちで、まちの様々な物事に関心を抱き自ら行動することによって、「安らぎ・賑わい・助け合い」のあるまちを創造していく必要性を強く感じています。
2006年にまちづくり運動ビジョン『アクティブコンパクトシティぎふ』を策定した岐阜JCは、2007年スイーツガーデン構想を掲げ、中心市街地の活性化を目指して活動を続けています。本年4年目になるスイーツガーデン構想は、中心市街地活性化の原点である空き店舗対策をどうすべきかを考えて、継続的なまちの賑わいが創出されること目指して活動していきます。
また、今後の道州制を踏まえた都市間競争に勝ち抜くためには、ぎふのまちの中心市街地の活性化に加え、更にまち全体を捉えたまちづくりが必要だと考えます。全国には、まち全体が統一したコンセプトを持ってまちづくりを行うことで、他にはない個性的な魅力あるまちを形成している地域が数多くあります。ぎふのまちには、自然、歴史、文化において数多くの魅力がありますが、残念ながら、市民がその魅力を知らずにいると思います。そこに住む人々が、まちの魅力を理解し「住み続けたい」と思うまちは、他の地域の人々からも、間違いなく「住んでみたい」と思われるまちであります。ぎふのまちの人々とともに、みんなが愛せる、魅力に満ち溢れたぎふのまちを創造していこうではありませんか。
【慈愛】〜物事を慈しむ、夢を持った子ども〜
座って人の話が聞けない落ち着きのない子ども、物を大切にできない子ども、さらには他人の痛みを知らず人を傷つける子どもが多くなっています。私は、この最大の原因は、利己主義が蔓延した現代社会の中で、子どもの健全な成長に最も必要な親と子どもの繋がりが薄れてきたことにあると思います。
私たちの活動によって、思いやりの心で万事に感謝し、自分のまわりのすべてのことに対して愛を持って関わっていくことができる子どもを、ぎふのまちに増やしていきたいと考えます。
また、目標もなく将来に夢を描けない子ども、自由とわがままの違いを理解できない子ども、物事を自己中心的に考え仲間を大切にできない子どもが見受けられます。私たちは、子どもたちがみんなで一つの目標に向かい、困難を乗り越えるプロセスを通じて仲間との友情を深めることができる機会を提供することで、子どもたちが、自分は一人で生きているわけではなく、まわりの人々の助けがあって生かされていることに気づき、関わる人々へ感謝する心を育んでいきたいと思います。多くの愛に見守られていることに気づいた子どもたちは、自分が今置かれている環境を理解し、自分の将来の夢や希望を持つことができるのです。
子どもたちが夢や希望を持って成長していくためには、大人たちの愛情が必要です。幸いにも、私たちは、自分の住む校区に限らず、JCの事業を通して、多くの子どもたちと触れ合う機会があります。将来の希望である子どもたちに、我が子と同じように深い愛情をもって接していきましょう。
【仁愛】〜思いやりの心で、人々を心から動かすリーダー〜
組織をどうしていきたいのかを明確に表現して、目標に向かって行動する実践力のある人、問題や困難に素早く、正しい判断ができる決断力のある人は、組織を目標達成に向かって引っ張っていくことができるリーダーです。しかし、実際は、リーダー一人だけが志や能力を持っていたところで、構成員が能力を発揮できなければ、組織は高い目標を達成することはできません。リーダーが思いやりの心を持ち、構成員のことを心から想って接することで、構成員は自分がリーダーから、そして組織から必要とされている存在なのだと感じ、組織のために最大限の力を発揮し、その結果、組織はリーダーと構成員が、高い目標の達成のために、一体となって行動していくことになるのです。私は、真のリーダーには、行動力や判断力といった高い能力に加え、人々を分け隔てなく想い、相手を心から愛する仁愛の心が大切だと考えます。
青年会議所活動を行う上では、メンバー自身の会社が元気でなければいけないと考えます。多種多様な企業のメンバーが集まっている岐阜JCでは、多くの情報を得ることによって、自社の現状と対比することができ、問題点を明らかにすることができます。そのメリットを活かし、メンバー間企業での情報交換を活発に行い、自社の新たな展開の可能性を考えていくことは、メンバーの企業力を高めていく上でも大切なことです。
どんな素晴らしい考えを持っていても、行動を起こさない人は何も変えることはできません。成功した者は皆すべて努力をしている人です。目標に向かって努力をする時には、多くの困難や苦労もありますが、色々な人に出逢い、その人々に助けられながら物事を達成することができます。混沌とした時代の今だからこそ、岐阜JCでの活動を通して、周囲の人々から必要とされるリーダーの資質を学ぶことで、地域や会社、組織の力を向上させていきましょう。
【JC愛】〜JCを愛し、誇れる組織〜
私たちは、例会や諸会議を通して様々なことを学び、多くの人と出逢うことで、いろいろな価値観に触れて自分自身を磨いています。JCでは、事業を通して、メンバー同士が苦労や喜びを共に感じることで、自然に友情が生まれ、その積み重ねが「生涯の友」になります。私たちは、成人を過ぎた自分を成長させてくれ、かけがえのない友をつくることができる組織だからこそ、岐阜JCを心の底から愛することができるのです。
また、事業を構築していく際、メンバーの考えが事業に反映されていなければ、ただ決められたことをやらされているという気持ちになるはずです。委員会メンバーが失敗を恐れずに、自らの考えを出し合い、皆がワクワクできる事業を構築することで、メンバーが積極的に参加したいと思える事業になっていくのです。例会や委員会においてメンバーの出席率が高いことは組織が活性化され、岐阜JCが更により良い事業を展開して、ぎふのまちや人々に影響を与えることができるのです。
私は、58年間に亘りぎふのまちで実績を残してきた岐阜JCで活動できることを幸せに思っていますし、皆さんにもそう思って欲しいと願っています。そのために、岐阜JCの良き伝統を継承し、メンバーが苦しみ、悩んでいる時には親身になって助け、夢を持って挑戦している時には、影から支えることで、メンバーみんなで「愛すべき岐阜JC」を創りたいと思います。
私たちは、会社や家庭において様々な悩みを抱えて、JC活動を行っています。しかし、私は、会社や家庭での諸問題は、何らJC活動に起因するものではないと思っています。むしろ、JCとは、そんな問題を解決してくれる知恵と勇気を与えてくれるところであります。かつて私は、不安を抱えながらJC活動を行っていた時期がありました。そんな時に、仲間と共に挑戦を続けていくことで、自分は一人ではなく、みんなに助けられて生きていることに気づき、自信をもってJC活動をすることができるようになりました。そして、JCだけではなく、家庭や会社でも「明日やる」、「今度やる」と後回しにするのではなく、「今やらなければ何も変わらない」と考えて行動するようになったのです。
JCでは、やればやっただけ得るものは多くなり、それは、これからの人生において大切にできる自分自身の誇りになっていきます。苦労して続けているJCだからこそ、誰のためでもない、自分のためのJCであると前向きに考え、「愛」を持って活動しましょう。40歳までしかできないJC活動に対して“一歩”前に出ることで多くのことに挑戦し、自身のJCライフを精一杯楽しもうではありませんか。
基本方針
・愛する郷土を、自慢できるまちにしていこう!
・物事を慈しむ子どもを育成するために愛を捧げていこう!
・思いやりの心で、人々を心から動かすリーダーになろう!
・メンバーが愛する岐阜JCを創っていこう!
全体事業
スイーツフェスタぎふ2010
スポーツチャレンジぎふ2010
2011年度新入会員募集
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