副理事長 川島 政樹
私たちが日々唱和しているJC宣言には「個人の自立性と社会の公共性が生き生きと協和する」と言う一文が明記されています。個人と社会の協和、これを支える自立と公共への献身を兼ね備えた人材の育成こそがJC運動の基本理念であることを私たちはもう一度思い返し、まずは己を省みたうえで、地域の人々や子どもたちと向き合わなければなりません。
JC活動は社会を豊かにするための“きっかけ”であり“触媒”だと私は考えています。私たちの青少年育成事業は子どもたちの心身の健やかな成長を目指す活動を行いながら、同時にその保護者や地域の大人たちあるいは行政に働きかけ社会全体の動きに繋げて行くことを目標としています。地域や行政と連携してJC活動を行い、この活動の賛同者が自立的にまちづくり・ひとづくりを実践することこそがJC活動がJC運動に展開した姿であり、私たちが真に目指す社会なのです。
本年度青少年育成グループは、無限の可能性を秘めた子どもたちが、個人の自立の為に必要な大きな夢と社会との協和の為に必要な大きな志を抱くことを促す事業を、JCメンバーと地域の大人たちとで連携して展開して行きます。また、事業を通して大人自身が己を省み行いを律することでそのOTONANOSENAKAを子どもたちにしっかりと示すことの大切さを発信し、子どもには成長への道しるべを、大人には地域の子育ての担い手としての自覚を与えて行きます。
最後に、私は副理事長として2つの行動目標を掲げます。一つは、設立60周年を迎える伝統ある岐阜JCの理事として、そして地域の期待を背に今後より一層の公益の促進を担う団体の理事として、理事長を補佐し厳正かつ適切な理事会運営に最善の努力をもって望みます。一つは、青少年育成グループの事業執行責任者として、真摯に事業に向き合い、室長・委員長を始めとする全メンバーにこれまで私が先輩方から薫陶を受け身に付けてきたJC運動の理念・JC活動の本質を妥協無く指し示して行きます。
【青少年育成グループ基本方針】
地域の連携で夢と可能性を切り開き、
今こそ見せろ、OTONANOSENAKA!