副理事長基本方針
副理事長 橋本 尚史
まちを創るのは人であり、まちの永続的な発展には、そこに住む人の成長が欠かせません。無限の可能性を秘めた子どもたちの成長が、まちの将来を大きく変える原動力であるからこそ、子どもたちには、自ら困難に立ち向かい、多くの仲間と力を合わせて課題を解決し、未来を切り開いていけるよう健やかに逞しく育ってもらいたいと願います。
子どもは、純粋な心を持って生まれてきます。どう成長していくかは、親をはじめとする関わる大人たちにかかっています。子どもは、日々の生活の中で、きちんと話を聞いてくれる、近くで見守っていてくれるなど、周りからの愛情を十分に受け、自分が大切にされていると感じることで、失敗を恐れず、自分の目標に向かって果敢に挑戦する心を育んでいくのです。そして挑戦する中で、一人ではできないことも周囲の支えを受けてやり遂げていくことで、仲間や支えてくれた大人へ感謝する気持ちが生まれ、思いやりの心を育んでいくのです。また、大人の行動は子どもの価値観の形成にも大きな影響を与えています。地域社会で抱えている課題に対して、多くの人と協調して解決に取り組む姿を見せることで、人や地域の為に自ら行動を起こし、仲間と協力して取り組むことの大切さを伝え、公や人に尽くす価値観を育んでいくのです。
青少年育成事業を通じて、私たち大人も成長しなくてはなりません。メンバーは、事業を通じて、自身の考え方や行動を省みる機会にするとともに、多くの人を巻き込んで事業を展開していくことで、地域の大人にも青少年育成の大切さを伝えていかなければなりません。大人が行動をもって子どもに進むべき道を示していくことで、“自らを律し”“支え合う”自立できる子どもたちを育んでいくのです。
青少年育成事業は、事業目的やその効果を論じ、実践するだけではなく、子どもたちの笑顔や成長していく姿に出会えることも大きな成果であり、メンバーの達成感に繋がります。私は、メンバーに最高の達成感を味わってもらえるように、メンバーの成長を願い厳しく接する優しさと、最後まで責任を持って支えていく優しさを忘れずに活動していきます。