副理事長基本方針

副理事長 酒井 本文

 ぎふのまちを取り巻く経済情勢は依然として厳しい状況にあります。また人びとのニーズが物質的豊かさから心の豊かさへ変化し、意識や価値観も多様化しており、これまでのように行政主導では地域の特性を活かした個性豊かなまちづくりが難しくなっています。これからはまちに暮らす人びとが夢を描き、本当に望むまちを創るために、市民自らが参画するまちづくりが必要となってくるのです。
 岐阜JCは創始より「明るい豊かな社会」の実現を目指し、まちづくりの先駆者として時代の変化に応じた運動を展開してきました。そして、自らが先頭に立ち、多くの人びとを巻き込み活動することで、地域との繋がりを深めてきました。その成果もあり、今では市民の意識や行動に変化が出始め、ぎふのまちにも「自分たちのまちの課題は自分たちで解決していこう」とする市民の活動が拡がりつつあります。今はまだ一つひとつは小さな波ですが、それぞれが協働すれば、相乗効果をあげながら、ぎふのまち全体を覆う大きな波へと変わっていきます。市民が夢を実現させ、まちづくりの主体者となっていくことで、ぎふのまちが世界に誇れるまちになっていくのです。変革の能動者として、まちのために自ら汗をかいてきた岐阜JCが架け橋となり、今まで培ってきたスキルと経験を活かし、青年らしい大胆な発想と行動力溢れる「創造力」ある活動で、世界に誇れるぎふのまちを創り出しましょう。
 私は岐阜JCに入会して、多くの仲間と出会い、自分とは違った視点や考え方に触れることで、自身の価値観の幅を拡げることができました。また、事業構築におけるプロセス重視の厳しい姿勢は、物事の本質を見抜く目を養ってくれました。これらの要素は自身の「創造力」を高めることに必要であり、岐阜JCで活動すること自体が「創造力」を高めることに繋がるのです。私は厳しさこそがメンバーの成長を生むと信じて、一切の妥協を許さず指導していきます。