副理事長基本方針

副理事長 伴 幸洋

 岐阜JCは創始より、「明るい豊かな社会」の実現という理想を掲げ、次代の変化を先読みしたまちづくり運動を展開してきました。その一方で、自分たちの地域は自分たちで良くしていこうという志をもったコミュニティが数多くあり、問題や課題を解決するための主体者として分野を特化した活動をしています。それらの活動を、まちづくりの大きなムーブメントに変えて世界に誇れるぎふのまちにするためには、コミュニティや企業、行政が情報交流を通じて互いの強みを認め合い協働することが必要です。そのために岐阜JCは、それらの理想を大きく描き協働に導くコミュニティシップを活かしたまちづくり運動に取組まなければなりません。

 ぎふのまちを見渡せば、岐阜駅前から柳ヶ瀬、そして川原町から長良川河畔に至るまで、ぎふの宝である愛すべき街並や自然、歴史文化があります。そして、住むまちを愛し活気づけていこうというコミュニティや企業、行政がもつ強みやまちにある魅力を活かしながら、協働する可能性を大きく秘めています。主体者が描く理想と地域資源を活かした、ぎふの新たな風物詩となるような事業を協働の和をもって展開することで、やがて無関心な人や広い地域の多くの人々を巻き込み、世界に誇れる「輝くぎふのまち」となるのです。

 「正論では革命は起こせない。革命を起こすものは僻論である。」かつて明治維新のまさにこの国を変えようとするなか、西郷隆盛が残した言葉です。岐阜JCには青年としての英知と勇気と情熱をもって、常識にとらわれず困難な課題に立ち向かっていく組織風土があります。今こそ失敗を恐れず、自由な発想でまちをデザインし、大胆に行動することで、ぎふを輝かせるまちづくり運動に果敢に挑戦しようではありませんか。

 私は、岐阜JCでのまちづくり経験があったからこそ、住み暮らすまちを愛し、自分たちで良くしていこうとする大和魂をもつことができました。その経験を活かし、鬼面仏心をもって指導することで、メンバーを本気でまちづくりに挑戦するJAYCEEに導きます。