室長基本方針

輝くぎふのまち創造室長 宮部 源宏

 これまで岐阜JCはまちづくり運動ビジョンのもと、多くの市民や企業、行政と関係を築き、様々なまちづくり運動を展開してきました。そして、徐々にではありますが、市民のなかにも主体的な活動や協働を活かした活動が生まれつつあります。しかし、未だその活動は単独であったり、内容や地域も限定的なものが多く、ぎふのまち全体に賑わいを取り戻すきっかけとは成り得ていません。市民の夢が形となり、それに魅せられた多くの人が集まる輝くぎふのまちを創造するためには、岐阜JCが地域に生まれ始めた協働の和を広め、大きな流れへと導いていく必要があるのです。

 本年度輝くぎふのまち創造室では、地域に生まれ始めた協働の和を広げ、ぎふのまちの地域資源を活かしたまちづくりを行っていきます。岐阜JCがコミュニティシップを発揮し、コミュニティや企業、行政を巻き込み、それぞれの夢を取り入れ、強みを活かした活動を展開していくことで、まちに多くの魅力を創り出していきます。また、ぎふのまちには川原町など昔ながらの街並みや長良川を代表とする自然豊かな景観、織田信長などが活躍した歴史文化、和紙竹工芸に代表される伝統産業など身近な所に誇ることのできる地域資源が多くあります。これらを活かし、様々な意見を取り入れた個性溢れるぎふの新たな風物詩を創っていくことで、ぎふのまちに一体感を生み出していきます。参加者の夢や希望が形となり、協働による相乗効果を実感してもらえれば、「自分たちでもやってみよう」という自立への一歩となり更なる協働へと繋がっていきます。こうして「協働と自立の循環」が生まれることで世界のなかで輝くぎふのまちの実現に一層近づくのです。

 私は今まで岐阜JCで8年間培った様々な経験を活かし、委員長と真剣に向き合い、納得のいくまで議論を交わしながら、妥協のない事業構築を行っていきます。そして、メンバーが新たな事業に挑戦していく勇気をもち、実現に導くための行動力を発揮して、まちづくりに対して生き生きと活動できるよう全力でサポートしていきます。