室長基本方針

人間力向上室長 石榑 利彦

 人は目標あるいは問題に対し数ある選択肢の中から最善と思われる選択を繰り返し今に至っています。しかし人の考え方や環境が激しく変化する状況下では、これまでの判断基準のみでは最適解を導き出すことが難しくなっています。問題が複雑に絡み合う現状やグローバル化した社会において最適解を導くためには、今までに得た知識や経験に加え、新たな分野や価値観を学び経験することで判断基準の根拠を増やし、変化の激しい時代に対応できる人間力を身に付ける必要があります。

 最適解を導き出す際に必要な判断基準の根拠を増やすためには自分の価値観の枠を取り払い専門的な分野のみならず幅広い知識と教養と経験から「自由な発想」を生み出すことと、衆目や失敗を恐れない「大胆な行動力」を身に付けることが重要です。こうした最適解を導き出すための思考や行動が結果的に今までの自分自身にはない付加価値をもたらすのです。そしてリーダーが学び続ける姿勢を現場に示し、反映させることで現場を構成する多種多様な個性を一つのベクトルに合わせることができ、総和以上の成果をもたらすのです。

 人間力向上室では変化の激しい時代を逞しく生きていくために学び、経験することで価値観の枠を広げ続けられる人を育成します。まずはメンバー自身が知らない考え方、物事に対する捉え方があることを知ることです。その上で新しい知識、考え方を学ぶことでより多くの発想が生まれることや衆目や失敗を恐れない大胆な行動を起こすことが自分自身の価値観の枠を広げ、人間力を向上させることに繋がることを経験して頂きます。そして市民にも学び続けることの重要性を認識して頂き、判断基準の根拠を増幅させるための行動を促すことで変化の激しい時代を逞しく生きていくきっかけを作ります。

 私は室長として、委員長には様々な問題に対して真摯に向き合い、克服できるよう誠意をもって厳しく指導します。そして問題に対し挑戦し続ける姿勢をもち、率先して行動することで室メンバーには組織の次代を担えるような人に成長できるよう導きます。