室長基本方針

青少年育成室長 兼山 英治

 未来を担う子どもたちには、変化の激しいグローバル社会で明るい未来を切り開くために、どのような社会や環境のもとでも夢や目標を定め挑戦し続け、理想を実現する逞しい人となって頂きたいと願います。そのためには新しい環境や困難な状況にも果敢に挑戦していく勇気、様々な価値観をもった人と人間関係をつくることのできるコミュニケーション力、そして相手を理解し受け入れ思いやることのできる広い心が必要です。テレビやインターネットなどを通し手軽に知識を得ることで間接的な体験を容易にすることができる現代社会で、こうした力を育むためには、人とのふれあいや自ら考え身体を使うことで得る直接的な体験をする必要があるのです。

 本年度青少年育成室では、様々な体験を通し、子どもたちに、やり遂げる達成感から自信をもち、新たな挑戦に繋げていく勇気を育んで頂きます。また、自信をもつことで自分の可能性の広がりを感じ、未来へ夢を描くきっかけとしてもらいます。そして、多様な価値観をもつ様々な人と意見を交わし協力しながら一つのことをやり遂げる過程で、仲間や大人とのコミュニケーションの大切さを学んで頂きます。一人ではできないことも助け合い支え合うことで達成できることを学び、仲間や大人の存在の大きさに気づき感謝すると共に、相手を理解し受け入れる広い心を育んでもらいます。大人には、大人の行動や姿勢が子どもたちに影響を与えることを知り、青少年育成への責任を自覚すると共に、子どもたちの成長する姿を目にすることで、積極的に青少年育成に関わっていくきっかけとして頂きます。

 二人の委員長には、子どもたちに望む姿を夢に抱き、情熱を原動力にメンバーを巻き込み夢の実現に向けて挑戦して頂きたいと願います。私は、深い愛情からくる厳しさで二人の委員長の強みを最大限引き出し委員会事業に大きな成果を残せるよう挑戦していくと共に、自分たちの姿が子どもたちの未来に影響を与えることを室メンバーと全メンバーに伝え、青少年育成に携わる喜びを感じて頂きます。