危機感の共有とSDGsを軸とした各種政策を発信する京都会議が、1月17日(木)から20日(日)にかけて国立京都国際会館にて開催されました。
全国各地にある青年会議所は、それぞれの地域課題を解決するために事業を行っていますが、日本青年会議所は国家レベルの問題を解決するため活動を行っています。全国各地の青年会議所のメンバーが出向者として集まり日本青年会議所が組織されています。京都会議では、この日本青年会議所の新年度のスタートの場として1967年から毎年1月に京都で開催されており、総会・理事会等の諸会議・各委員会などが行われています。
岐阜青年会議所からは、22名の出向者を日本青年会議所に輩出しており、京都会議において、出向者は、セミナー・フォーラムの実施やブースの設営、委員会の参加など活動しました。
19日(土)、メインフォーラムとして、講師として片山さつき内閣府地方創生大臣、女性活躍担当大臣を迎え、SDGs推進フォーラムが開催されました。
青年会議所の取り組みにSDGsを紐付けることでJC運動がより大きな影響を地域に与えることが出来ることを理解することで、本年度の運動の方向性を理解しました。
早稲田大学名誉教授北川正恭氏、京都中小企業家同友会副代表理事米田明氏、横浜JC2018年度地域開発室横浜スタイル実践委員会委員長石井光一先輩をお招きしてゴール9セッション~未来への挑戦、地域経済再興の道!~が開催されました。
地域経済の縮小が進んでいることに圧倒的な危機感を抱き、現状を打開するために、地域経済ビジョンを策定し、経済人会議が開催されました。地域の特性や時流を捉えた産業を育成する必要があることに気づかされました。
産経新聞論説委員の河合雅司氏と静岡県長泉町長の池田修氏をお招きして、ゴール10セッション〜日本人絶滅の危機〜が開催されました。
日本人の絶滅を防ぐため、青年会議所は、世代間、そして社会全体を繋ぐ重要な役割を果たして欲しいとのメッセージを頂きました。
20日(日)新年式典では日本青年会議所 第68代会頭 鎌田 長明君による所信表明が行われました。『誰もが挑戦できる 幸せな国 日本の創造』という2019年度の基本理念のもとで、このままでは社会の持続が困難であり、今後よりよい社会を築いていくためにはメンバー全員が発想を転換して、SDGsを推進し、ビジネスの機会を提供し、多くの子どもが生まれる環境を作っていかなければならないとのメッセージが伝えられました。
出陣式にしたためられた「持続不能」というテーマに改めて「持続可能」と書き加えられました。この京都会議を通じて持続可能な社会の実現に向けて動き出しました。