岐阜JCでは、2012年に策定したまちづくり運動ビジョンによって様々な協働を生み、ぎふのまちに様々な成果を上げてきました。その成果によってまちづくりに関わる人たちが増え、まちは賑わいの兆しを見せています。しかし、少子化と若者の転出超過によって岐阜市の人口は年々減少しており、このまま人口減少が進むと地域の担い手不足や経済の縮小によりまちは衰退していってしまいます。10年後もぎふのまちが賑わいと活力をもち持続可能なまちになるためには、市民一人ひとりがもつ可能性を最大限に発揮し、若者が集まるまちとならなければなりません。現在ぎふのまちでは様々なまちづくり団体や企業、個性豊かな市民がそれぞれの目的でぎふのまちを盛り上げようとしています。そこには、多様な価値観が存在します。一見してばらばらな目的であっても、ぎふのまちを良くしたいという想いは同じはずです。我々がそのような多様な価値観と向き合い、誰もが幸せになるまちへの道筋をビジョンとして明確に示すことで、市民一人ひとりが自身のもつ価値観や能力でぎふの未来のために思考を巡らせ、本当の意味での主体者としてまちづくりに参画することができるのです。そこには必ず自分の存在価値や働き甲斐を求める若者が集まり、まちに賑わいと活力をもたらす原動力となっていきます。
本年度まちの未来デザイン室では、10年後にも持続可能な賑わいと活力が溢れるぎふのまちを実現するためにビジョンを一新します。ぎふのまちの未来を様々な角度から検証し、誰もが幸せになるためのビジョンを描きます。現状から未来はこうなるだろうと小さな枠にとらわれるのではなく、夢や希望に溢れたわくわくする理想の未来から逆算して道筋を示し、我々が目的に向かって行動を起こすことで多くの市民の行動意欲を掻き立てるのです。
私は、ぎふのまちの未来を変えるという気概をもって一年間妥協することなく取り組んでいきます。委員長には、この一年間で大きな成長と、リーダーとしての自信をもってもらうため、厳しさと情熱をもって導いていきます。