これまで日本人は、明るい未来を思い描き社会を大きく飛躍させ、様々な課題を解決して きました。その行動の原動力は、自身や家族、地域の人々が豊かに生活していける未来を大 胆に思い描くことによって生み出されました。その一方で今の日本に目を向けると、生産労 働人口の減少や地方の過疎化など、多くの課題が山積しています。長らくこれらの課題が呈 示されていながら解決に繋がっていないのは、一つひとつの課題の解決に捕らわれ、大胆に 未来を思い描けていないからではないでしょうか。しかし、多様性の受容が進んだ未来を思 い描いてみてください。年齢、性別、言語等による格差が縮小した未来では、一人ひとりが 活躍し、これらの課題は乗り越えられるに違いありません。誰もが幸せに暮らしていける社 会を築くために、大胆に未来を思い描いて目標を定め、果敢に挑戦する人材が必要なのです。市民一人ひとりが、過去から現在を繋ぐ延長線上に未来を考えるのではなく、大胆に未来を思い描き、それに向けて前向きに行動すれば、希望に満ちた社会に近づきます。多様性が受容され、科学技術イノベーションが進むなど社会が変化していくこの時代には、多くの人々にとって活躍する舞台が広がっています。次代を担う青少年には、今後社会が変化していく中で、自分が活躍できるわくわくする未来が待っていることを感じてもらいます。自ら望む未来からの道筋を描き目標を掲げ果敢に挑戦すれば、その未来は実現できます。このことを強く信じるひとは、いかなる環境においても希望をもって生き抜くことができるのです。
JC活動においては、自分が成長するための機会はあらゆる所に存在しますが、自分が一歩前に出て挑戦しないと、その機会をものにすることはできません。私は副理事長として、JCメンバーが生き生きと活動し、各自が積極的に挑戦していくよう働きかけ、次代を担う人材に成長できるよう導いていきます。まずは我々が先頭を切って、明るい未来を描き、楽しみながら果敢に挑戦していきましょう。