公益社団法人 岐阜青年会議所

公益社団法人 岐阜青年会議所

副理事長 野々村 彰文

副理事長基本方針

 グローバル化と少子高齢化が加速する現代社会では、様々な価値観をもつ人々と共に、同じ時間を共有する機会が増えており、個々の一定の考えだけでは物事に対する答えが出しにくくなっています。価値観の多様化によって生み出された、先行き不透明な時代を切り拓くためには、一人ひとりが責任をもちながらも自身の考えや能力を活かすことと、お互いの良さをしっかりと認識して高め合うという二つの考え方を同時にもつことが必要です。

 日本人は、変革を起こす際、国難を乗り越える際、目的に向かい一人ひとりが自分のできることを認識して、お互いを高め合いながら力を発揮して次代を切り拓いてきました。元来、日本人にはひとの和を大切にするDNAが受け継がれており、人との繋がりを大切にしながら未来を切り拓いてきた結果、美しい価値観として世界から称賛され続けています。そして、私たちには日本人の美しい価値観を理解して、次代を担う子供たちに繋いでいく責任があります。子供たちが、潜在的にはもっている美しい価値観を青少年期の段階から呼び覚まし、大人になったときに多様な価値観を受け入れ大きな力を発揮していく人になることを願い運動を起こさなければなりません。

 本年度岐阜JCは、子供たち同士の繋がりの中から独自性を発揮すると共に他者と調和するために必要な心を育む事業を展開します。子供たちが、目的に向かいお互いの力を結集したときに発揮する力が、どんなに大きな壁でも乗り越えられることを認識して実社会で行動していくことで、ひとの和を大切にする心が拡がり、ぎふのまちの未来を切り拓いていくのです。

 岐阜JCという組織は、様々な事業を行う中で、妥協することなく困難を仲間と乗り越えていくことで、自身の狭い視野を拡げる機会を与えてくれます。また、事業構築をしていくプロセスで、メンバー一人ひとりの独自性と仲間が一体となって大きな力を発揮していくことで、成果を生み出しています。私たちは、目的を一つにして行動することで美しく輝く姿を大人にも子供にも見せて、次代を切り拓くJAYCEEとして価値を生み出していく必要があります。