室長基本方針

　利他の心をもって行動する日本人の精神性は、世界から称賛されてきました。一方で、多様な価値観で溢れ、正しい答えが何なのか分かりづらく、先行きが見えにくい現代社会においては、日本人であっても利己的に短期的利益を追求する傾向が強まってきました。利己的な行動は視野が狭く、日本人の精神性が発揮されにくくなってしまいます。しかし、どの時代においても、周りのためを思い行動できる人財は、人々を惹きつける魅力をもち合わせています。未来へのビジョンを周りに示し、仲間と互いに協力し合って答えを見つけていくことで、先行きの見えない現状を乗り越えていくことができるのです。そのために私たちは日本人の精神性を発揮する大切さに気付き、周りのためを思い行動する人財になる必要があります。

　本年度人財育成室では、地域の青年経済人に対して、日本人の精神性を再認識して頂き、組織の中で活かすことで、価値を創造し、周りのために行動できるリーダーとなるきっかけを創ります。市民に対しては、自己のもつ可能性を追求し続けることで、自身を成長させ、社会に貢献できる人財になれることを学ぶ機会を創ります。青少年たちには、日本人が他国の発展のために貢献してきた歴史を学び、異国の地にて現地の人々と交流し、功績を残した日本人の偉業に触れて頂きます。そして多様な価値観を理解することで自身の視野を広げ、日本人の精神性の素晴らしさを感じ、周りのためを思い行動していく志を得て頂く機会を提供します。

　委員長には、自身のもつ無限の可能性に挑戦していく中で、自身を磨き上げることで、周りから必要とされるリーダーになって頂きます。私は委員長が事業構築をしていく中で困難にあって挫折しそうなときに、厳しさと愛情をもってフォローし、事業を成功に導いていきます。そして室メンバーには、人財育成の事業に携われることに喜びを感じて頂き、事業構築の中で充実感や達成感を得て、周りに貢献できる人財となって頂きます。