7月24日~7月26日まで、長良川スポーツプラザにおいて、「夢現プロジェクト!~未来をつくる発想力あふれる創造体験~」の宿泊研修が開催されました。
小学校4年生から6年生の40名を対象に、1チーム5名でチームを組み、会社見学や商品企画、プレゼンテーションなどを行いました。
また8月10日の「GiiiiiFU IMPACT!」内で、企画した商品の販売を行いました。
この事業を通じて、答えのない課題に対し仲間と意見を出し合って結論を導き出した経験を活かし、子どもたちには、今後困難な課題に直面しても、様々な視点に立って考え抜き、意欲をもって行動してもらえるきっかけにしてもらいたいと考えました。
宿泊研修1日目。
長良川スポーツプラザ大会議室に子どもたちが集まり、開会式が始まりました。
6月に開催した事前説明会以来の再会でしたが、子どもたちの宿泊事業に対する期待感が感じられました。
子どもたちは2グループに分かれ、バスで大垣市の有限会社大橋量器様と、関市の長谷川刃物株式会社様へ向かい、会社訪問を実施しました。
工場見学だけでなく、商品の工夫を会社の方に教えて頂いたり、実際に子どもたちで升を作ったり素材に触れたりと、貴重な体験をすることができました。
長良川スポーツプラザに戻った後、各チーム内で振り返りを行い、代表者が皆の前で発表しました。
次に会社の仕組みについて勉強しました。
会社が売上げや利益を生むために、会社には色々な仕事や役割があることを学びました。
その後、各チーム内で話し合って、事前説明会で決めたチーム代表の他、企画担当、プレゼン担当、広報担当、販売担当を決めました。
アイスブレイクとして、チーム対抗で「経済カード」というゲームを行いました。
各チームが利益金額1位を目指し、どうしたらお金を多く得られるのか議論しながらゲームを進めました。
ゲームはとても盛り上がり、多くの子どもたちから、「またやりたい」という声が寄せられました。
商品企画に入る前に、まずは商品化にご協力頂くお店の紹介です。
企画する商品の洋菓子、和菓子、ピザ、パンの各担当のお店の方に、自己紹介し、商品開発のポイントを教えて頂きました。
いよいよ商品企画に入っていきます。
事前説明会時に各チームで企画する商品の種類は決まっていたので、まずは具材、調味料、色、形、食感など、自分たちがイメージする商品の要素を付箋やノートに書き出していき、後にそれを組み合わせていくといった作業を各自が行っていきました。
宿泊研修2日目は、商品企画の続きからです。
1日目に各自で色々な商品アイデアを出してもらいましたが、それを1人1案に絞ってもらいました。
その案を各チーム内で発表後、チームの企画担当が中心となって、話し合って1つの案に決めていきました。
チームの商品案が決まった後、各チームごとに企画書を作成しました。
次に各チームで7月例会で行う企画商品のプレゼンテーションの準備を行いました。
パワーポイントで商品のコンセプトや特徴、企画するまでの経緯などを作成していき、各自で発表する原稿も準備していきます。
中には発表する内容を暗記する子どもたちもいました。
準備ができたチームから、プレゼンテーションのリハーサルを行いました。
リハーサルでの反省点や他のチームの発表を見て、もっと良くなるのではないかと発表内容を改善していくチームもありました。
リハーサルは本番会場である商工会議所大ホールへ移動してから再度行いました。
7月例会。
各チームが企画した商品のプレゼンテーションを、動画も使用しながら行っていきました。
各チームとも練習の成果が存分に出ていたと思います。
各チームの発表後、岐阜JCのメンバーが、各チームの企画商品について、商品の見た目や目新しさ、おいしさ、実際に食べたいか、といった各項目について、スマートフォンでグーグルフォームにアクセスして採点しました。
プレゼンテーション後、各チームごとに岐阜JCメンバーが集まり、子どもたちが企画した商品に対し、さらに商品価値が上がるようなアドバイスをしました。
最後に、岐阜JCメンバーが採点した、各チームの各項目の点数が発表されました。
総合順位で1位から3位のチームが発表された際は、会場内から歓声が上がりました。
宿泊研修3日目は、7月例会で岐阜JCメンバーから受けたアドバイスを各チームで検討し、商品の改善点を話し合うことから始まりました。
それが終わった後は、販売実施での店舗装飾を作成しました。
のぼり旗のデザインをしたり、ポップの作成を行いました。
最後に、この2泊3日の宿泊研修の振り返りを行いました。
宿泊研修で気づいたことや学んだこと、これからどのようなことに取り組んでいきたいかなどについて、子どもたち一人ひとりが皆の前で発表していきました。
子どもたちからは、企業活動の大切さや商品企画することの難しさ、今後生活していく上での決意などが語られました。
8月10日(土)のGiiiiiFU IMPACT!内での販売実施。
各チームが企画した商品を協力企業が商品化し、子どもたちで販売していきました。
販売会場は常時繁盛していましたが、客足が遠のいた際は、店舗外に出て宣伝するなどの工夫が功を奏し、全店舗の商品が見事完売しました。
閉店後は子どもたち一人ひとりが販売実施の振り返りの発表を行い、夢現プロジェクト!を締めくくりました。