2015年5月16日(土) 5月公開例会 企業交流例会

 2015年5月16日土曜日 岐阜商工会議所 2階大ホールにて公益社団法人岐阜青年会議所2015年度5月公開例会 企業交流例会を開催致しました。
 本例会ではビジネス上の悩みを解決し未来への一歩を踏み出すために、メンバーだけでなく一般参加者も交えて6つのセミナーの中から2つを選択し参加する形式で行われました。セミナーでは講師の話を聞き、参加者同士の意見を共有することで新しい気づきを得ることができ、メンバーが自身の変化を起こすきっかけとなりました。

西岡副理事長による開会の辞では「悩みに向き合い、同じ悩みの人と交流し話し合うことで新たな変革のきっかけになると信じています。」と話し例会が開会しました。

桐山理事長より「私たち企業の一つひとつが業績を伸ばしていくことが大切、今の自分に無いもの、知らないものを取り入れて今まで自分にできなかった発想を生み出して欲しい。」と挨拶をしました。

篠田フォーラム委員長より「自身の悩みを解決し思い描いた未来への一歩を踏み出すために6つのセミナーを用意しました。各セミナーのディスカッションを通じて企業間交流を活発にして、ぎふのまちの経済を活性化させてほしい」と本例会の趣旨説明がありました。

セミナーA
「悩みの専門家から解決方法を学ぶ」
講師:株式会社ビズソルネッツ
代表取締役 阿比留眞二 氏
個人がもつ課題とは何か、について講演を頂き課題解決のアクションプランについて説明を頂きました。グループワークでは参加者がそれぞれの課題解決方法を導き出し、ディスカッションによってお互いの情報を共有しアクションプランに繋がる話し合いができました。

セミナーB
「業績・財務諸表の改善」
講師:慶應義塾大学ビジネススクール
教授 太田康広 氏
講義は会計に係るケースメソッドについて、財務諸表からの問題の洗い出しと改善すべき点に視点を置き行われました。実際の企業の財務諸表を基に財務の視点から改善手法について解説されました。
講演をヒントにグループディスカッションを行い、企業が抱える財務の問題を解決する方法を学びました。

セミナーC
「社員のモチベーション向上」
講師:株式会社クロスメディア研究所
代表取締役 三輪知生 氏
社員のモチベーション低下の原因と向上するための対策について講演されました。
グループディスカッションでは、参加者同士が社員のモチベーションが向上するためにはどうするべきか、という視点に基づいて話し合い、自身で答えを導き出せる考え方を学びました。

セミナーD
「社員のマネジメントコミュニケーション」
講師:インスティンクト
梶原ゆかり 氏
講演とグループディスカッションでの実践を通して、コミュニケーションとは言葉だけで無く、態度も含まれていること、そして自分の発した言葉や態度によって相手に伝わる感情までがコミュニケーションの全てであることを学びました。

セミナーE
「販路開拓・売上拡大」
講師:フォーラム委員会
国枝俊朗(JCメンバー)
講演では事例をもとに販路開拓の手順や商品特性を分析し戦略策定から実施までの説明を聞きました。
グループディスカッションでは、自社がもつ商品の分析をしどうすれば販路を拡大できるのか意見を出し合うことで、今後の可能性について検討することができました。

セミナーF
「商品の差別化」
講師:フォーラム委員会
棚橋栄太(JCメンバー)
商品を差別化するには商品、サービス・提供方法・顧客対応力の3つの方法があります。どの方法で差別化するかは、自社の強みを一番活かせる方法に注力していくことが大切であることを学びました。
グループワークで自社の顧客、強み、利用者の判断基準を洗い出し、ディスカッションすることで自社の強みを再確認するきっかけとなりました。

柳原副理事長による閉会の辞では「私たちは毎日さまざまな選択や決断をしていますが、本例会で得たさまざまな悩みの解決のきっかけをもち帰り岐阜のまちを活性化していくのは私たちです」と話しました。

2015年5月公開例会 企業交流例会

本例会は終了致しました。たくさんのご参加ありがとうございました。


A.悩みの専門家から解決法を学ぶ

ーこんな方へー
・自身の悩みに合うセミナーが無い
・悩みが多すぎて整理したい
・将来に不安を感じているが具体的に何をすれば良いのか分からない

 最初はケーススタディーを行う。1つのテーマに対して、ワークシートに沿った順序でグループディスカッションを行い、皆で悩みを解決まで導く演習を行います。悩みをグループで共有し、様々な意見やアプローチ方法を聞くことで、新たな気づきや共感を得て、解決に向けての方向性を明確にします。

課題解決コンサルタント
株式会社ビズソルネッツ代表取締役
阿比留 眞二 氏(あびる しんじ)

 明治大学商学部卒 総合化学メーカー退職後、企業再生会社にてコンサルティング、自己啓発協会にて問題解決技法を学ぶ。2005年にBSNを設立、翌年、研修会社ビズソルネッツを設立し、現在に至る。企業の人材育成を中心に、ビジネススキル、キャリア教育と事業領域を拡大中。独自の問題解決法は、実践的で分かり易いと受講生に好評である。城西国際大学非常勤講師

B.業績・財務諸表の改善

ーこんな方へー
・会社経営者
・業績で悩んでいるがどこにその原因があるのか知りたい
・財務諸表から経営の方向性を導き出したい

 自社の業績や財務諸表に関する悩みをもった方を対象とした「業績・財務諸表の改善」をテーマとするセミナーです。実践直結型「ケースメソッド」という課題解決の手法を取り入れ、企業の業績や財務諸表の事例から、その改善に向けてのケーススタディーを行い、解決へ導く手法を学びます。

慶應義塾大学ビジネススクール教授

太田 康広 氏(おおた やすひろ)

 1968年岐阜県生まれ。92年慶応義塾大学経済学部卒業。2003年ニューヨーク州立大学より博士取得。11年より慶應義塾大学大学院教授を務める。専門は会計学。一方、慶応義塾大学大学院のビジネススクールにおいて、実践直結型の「ケースメソッド」という手法を取り入れ、グローバル社会で活躍できるビジネスリーダーの育成に取組んでいる。

C.社員のモチベーション向上

ーこんな悩みの方へー
・社員のやる気を引き出したい
・モチベーションの高い社員と低い社員の二極化を無くしたい
・社員に漂うマンネリ感を払拭したい

 モチベーションが低い社員の傾向、モチベーションを上げるための手法などを学ぶ。1グループ5、6名を目安として、社員の参画意識を高める施策のケーススタディーも行います。自身の悩みを発表しながら、グループ内で意見交換を行うことで、悩みの解決へ導きます。

株式会社東海クロスメディア研究所
代表取締役社長
三輪 知生 氏(みわ ともお)

 1965年生まれ。1989年に大学卒業後、工作機械メーカーや専門商社において国内外法人向け営業担当ならびに海外現地法人の経営管理に従事。公益財団法人日本生産性本部経営コンサルタント塾を修了。 2004年に独立開業し、日本生産性本部の協力経営コンサルタントとなる。モノづくり企業の空洞化が激しい地元の中小企業支援こそ自らの使命との考えから活動拠点を名古屋に移し、2010年に法人設立。

D.社員のマネジメントコミュニケーション

ーこんな悩みの方へー
・社員をまとめ上げる能力を向上させたい
・社員に自分の考えをしっかり伝えたい
・社員をもっと巻き込みたい

 社員を管理していく為には、社員と円滑なコミュニケーションを行い、自分の意見を適切に伝えることが必要です。社員への接し方についてのケーススディーも行い、自分の方針を社員に徹底させるためのコミュニケーション術などを学びます。さらに、グループ内でも意見交換を行うことで、悩みの解決に導きます。

インスティンクト

梶原 ゆかり 氏(かじはら ゆかり)

 1982年生まれ。2003年金融会社に入社。電話応対やクレーム対応等に従事した後、コールセンターの運営企画部門にて応対品質向上施策を企画・運営・実行。また、トレーナースキルを習得し、電話応対従事者ならびにリーダー層への研修を行う。 2009年退職後、若手社員の育成を専門領域として独立開業。社員研修や個別コーチング面談、業務マニュアル作成を行う。

E.販路開拓・売上拡大

ーこんな悩みの方へー
・売上増は限界な状況にある
・事業拡大と言っても何をしたらよいか分からない
・事業拡大の方向性を見出せない

 「異業種参入」、「海外市場参入」、「PR戦略」の3つの手法に取り組んでいる企業研究の結果を基にケーススタディを行い、悩み解決に向けたポイントを解説します。自身の悩みと照らし合わせながら、共感できる点や取り入れたい点などについてグループで意見交換し、「どうして行動を起こすことができたのか」について言及し、販路開拓や売上拡大の悩みを解決に導きます。

F.商品の差別化

ーこんな悩みの方へー
・競合他社との差別化が難しい
・同業者にサービスで負けているのではと不安に感じる
・自社のオリジナル商品の開発で悩んでいる

 差別化戦略の概要と「商品・サービス」、「提供方法・付帯サービス」、「顧客対応力」の基本的な3つの差別化の手法を解説します。その後、ワークシートを用いて、「自社の製品の強みを誰にどう生かすか?」を整理して頂き、グループ内で意見交換をすることで、「自社の強み」を明確にし、差別化の悩みを解決に導きます。

※セミナーE、Fは(公社)岐阜青年会議所メンバーで講師を致します。