専務理事 篠田 修司

 岐阜JCは63年という永きに亘り、関係諸団体、市民の方との絆と信頼を築いてきました。それは岐阜JCが「明るい豊かな社会」の実現を目指し、次代を見据えた運動を展開してきたからに他なりません。今後も岐阜JCメンバーが変革の能動者としての気概をもち続けると共に、運動を広く展開していくことで、ぎふのまちにとって必要な団体であり続けなければなりません。

 まずは、事業を何のために行うのか、対象となるひとやまちにどうなって欲しいのかを考え抜く必要があります。そして、対象の現状と出すべき成果をまずは私たちメンバーがしっかりと認識しなければなりません。岐阜JCにはプロセス重視という風土があります。仲間と共に語り合い、議論を重ねるなかで根源を見つけ出す。相手にとって何が必要か、何をすべきなのかを深く考え、周りを巻き込みながら成果を上げていく。正しい過程を踏まえて導き出した答えだからこそ自分たちならできるという思いをもって活動が進められます。また、事業として投げかけたことの成果として、周りに影響を与えられたという思いは自らの達成感と組織への誇りに変わり、自己効力感の高まりへと繋がります。メンバー一人ひとりができるという思いをもって目的を共有して運動を推し進めていくことで、思いは外部の方にも波及し、成果が持続していくのです。

 本年度、組織運営グループでは、今まで培ってきた歴史や風土を大切にしながら各委員会を支え、価値ある変化を生み出せるようプロセスと進捗を把握し、事業の構築から実施、決算に至るまで確認していきます。各委員会が構築してきた事業を、力強く発信することで岐阜JCに対する共感の和を拡げると共に、広く知識を取り入れながら公益団体として次代を見据えた活動を展開します。

 私は専務理事として、理事長・副理事長の補佐として日常業務を遂行すると共に組織全体を把握し活動していきます。時代が変わっても変わらないもの、時代と共に変えるべきものを見極め、皆様に必要とされる組織であり続けるために大局を見極めながら当機立断をもって職務を全うします。