本年度、岐阜青年会議所は創立70周年という佳節を迎えます。先輩方はいつの時代においても「明るい豊かな社会」の実現のため、社会の変化から生まれた課題を解決することで、ぎふのまちに新たな価値をもたらしてきました。私たちはこの節目の年を迎えるにあたり、先輩方がどのような思いで活動し次代へ繋いできたのかを知る必要があります。なぜなら、今の岐阜JCがあるのは、先輩方が困難な時も仲間と手を取り合い、また時には多くの支援者と共に汗を流しながら全身全霊で活動に取り組まれてきたからです。私たちは、その歴史と成果を心に刻み、変革の能動者として歩みを止めることなく次代へ繋いでいく必要があります。
岐阜JCは社会環境の変化に合わせ10年後の理想のぎふのまちをビジョンとして策定しました。まちづくりにおいて若者の地元離れが問題視される中、理想のまちを描き実現していくためには、未来のまちの担い手である若者の力が必要です。若者によるまちを良くしたいという思いと行動が、まちの持続発展に繋がります。今こそ私たちが、長期的な視点に立ち、多くの若者と手を取り合い理想のぎふのまちを創造していくための新たな一歩を踏み出す時なのです。
アニバーサリーグループでは、先輩方やこれまで支援を頂いてきた方々に深く感謝の意を示します。そして、新たなビジョンのもと発信する運動に共感頂き、さらなる支援に繋げます。また、若者が日々漠然と抱いているぎふのまちの理想像を声に出し表現することは、ぎふのまちの未来を創造していくために欠かすことはできません。そして、若者がまちづくりにおいて自分にも何かできるかもしれないという新しい可能性を知ることで、しなやかな強さをもったひとがまちに溢れるのです。
何かをなすためには、敢えて高い目標を設定し、そこに至るまでの道程を細部までイメージすることが重要です。そして理想と現実が重なり合うまで情熱を注ぎこまなければなりません。私は岐阜JCにはそれができる環境と、手を取り合ってくれる仲間がいると確信しています。共に感謝と挑戦の気もちを忘れず、全力で駆け抜けていこう。