副理事長基本方針
副理事長 森井 隆裕
岐阜JCは創始以来、「明るい豊かな社会」の実現に向けて、ぎふのまちで自ら汗をかき、多くの人たちを巻き込み、活動に邁進してきました。その活動の積み重ねにより、地域との距離は縮まり、JCへの理解や賛同は少しずつ広まり、市民との絆も着実に育んできました。
しかし近年、社会の情勢の悪化による経済不況に加え、東日本大震災の影響も重なり、日本国中に先行きの不安感が拭えません。ぎふのまちにおいても、市民の一員である私たち自身の心にもその影は落ちてきています。そうした中、青年会議所の行うべき、まちづくりに求められることは大きく変わろうとしています。今こそ岐阜JCの進むべき方向性とビジョンを新たにし、力強く“自立した存在”としてぎふのまちにしっかりと根付いた岐阜JCが、まちとひとを力強く支え、ぎふのまちを“自立したぎふのまち”へと進化させることを宣言するのです。
ぎふのまちの賑わいを取り戻す活動においても、成功の笑顔の裏に市民の不安や諦め、自信のなさを感じる瞬間があります。市民による主体的なまちづくりを促す為には、結果に裏打ちされた自信によって、「俺がやってやる」と、夢に向けて挑戦できる勇気をもった市民へと導いていく必要があります。ぎふのまちにそんな市民が溢れることで、ぎふのまちが自立するのです。その為に、岐阜JCは、市民を支え続けることで互いの信頼関係を深めつつ、市民を牽引する活動から、市民の自主性を引き出して後押しする活動へと、一歩踏み出していく必要があるのです。
私は、JC活動を通じて、事業をやりとげる達成感と、成長する喜び、そして、支えてくれる仲間の存在によって、次の一歩を踏み出す勇気が生まれてくるのだと学びました。本年副理事長として、熱血コーチとなって、メンバーに勇気を伝えていきます。青年ならではの新たな発想、大胆な行動力を発揮し、先輩諸兄から引き継いだ岐阜JCのプライドを結集して“自立した市民”の手による“自立したぎふのまち”を思い描き、創り出していきましょう。