一般社団法人 岐阜青年会議所

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岐阜青年会議所とは

日本における青年会議所の起源は1949年9月3日、東京青年会議所が産声を上げたのが始まりでした。その後各地で設立の機運が高まり、岐阜においても財界名士の方々から青年会議所の設立を勧められたのを発端として岐阜青年会議所の誕生へと至ったのです。

1945年、戦争で廃墟となった岐阜のまち

  • 本郷地区

    柳ケ瀬通から西(本郷地区)を望む。
    (横の道は金華橋通り)

  • 十六銀行

    徹明町忠節方面電停前十六銀行
    (右奥は金神社)

岐阜の経済がどうなっていくのか、前途には何があるのか考える暇もなく、焼け跡の整理、食料の確保に奔走し、占領下経済の混乱の中で再起復興に懸命な努力の日々でした。

1949年から50年頃になると、シャウプ税制勧告やドッジライン等の経済政策が行われる中で、不況の様相が強くなってきたところへ、朝鮮事変による特需景気が日本経済を好転させるきっかけになりました。

そのような社会背景の中で、十六銀行柳ヶ瀬支店の取引先を中心として「今後の経済問題についてお互いに研究しあおう」といった若手同好の士によって、”経友会”という会が結成され、これが岐阜青年会議所の母体となりました。

  • 岐阜JCメンバー

1951年になり十六銀行の吉川智慧丸頭取や、当時外遊から帰国された山崎一氏らから、海外JCの状況についての話があり、両氏の勧めによって、岐阜青年商工会議所(当時は商工という文字が入っていました)の編成に着手することになったのです。

当時日本におけるJCは、最初に東京において発足し1950年に名古屋で結成されたばかりで、地方都市にはまだ殆どありませんでした。また、会員の資格年齢も35歳を限度としていたJCが多かったために、経友会の半数程度は入会出来ない状況でありました。定款も他のJCと共通のもので準備を始めましたが、地方の諸事情もあって若干の訂正を余儀なくされました。

そうした様々な課題を克服し、1951年6月24日、吉川頭取、岐阜商工会議所会頭 山崎一氏、スポンサークラブである名古屋JCより、神野三男理事長、吉木賢三理事、井元啓太理事を迎え、レストラン協和(現在の神田町1 協和興業ビル)において臨時総会を開催、全国で21番目の青年会議所として会員43名で発足しました。尚、この総会において決議された岐阜JCの顧問には、武藤嘉門 元岐阜県知事、東前豊 元岐阜市長、吉川智慧丸元十六銀行頭取、山崎一 元岐阜商工会議所会頭、桑原芳吉・佐藤潔・郷諦 各岐阜商工会議所元会頭ら岐阜県下の有力者の名が連ねられています。(写真は設立当時の岐阜JCメンバー)

1951年 岐阜青年会議所 定款 第一章 第一条

「本会議所の目的は青年の努力を結集して都市に奉仕し、
積極的建設的計画によって都民の福祉を増進し又会員相互の啓発と親睦を図り、
青年独自の立場より日本経済の発展に寄与するとともに、
目的を同じくする世界の青年と提携して人類の福祉、世界平和達成の
原動力となることにある。」

まちづくり運動ビジョン

ビジョン1 まちづくり運動ビジョン策定における背景

(一社)岐阜青年会議所では、人口減少が進む現代において、地方都市であるぎふのまちが地域の活力を失うことなく持続発展していくまちとなるために、地域の課題解決と次代を担う若者の積極的な参画が必要であると考えます。ぎふのまちが様々なパートナーシップを生み出し、地域の課題解決とまちづくりに積極的に取り組む主体者としての若者を創出していきます。若者の積極的なまちづくり活動によって、行政だけでなく各種団体・コミュニティ・企業・市民を巻き込み、そこから生まれる個性的な発想や、魅力的な取り組みは多くのひとを惹きつけるのです。個性的な発想や魅力的な取り組みによって多くの市民が、身近な課題に気づき、自らが地域課題を解決するためのムーヴメントを起こしていきます。そして、ぎふのまちは若者を中心に市民が理想の未来を語り合い、夢や希望を叶えるための先進的な試みに心を躍らせ、国内外のひとが面白さと可能性を求めて集まるまちとなる必要があるのです。

ぎふのまちに必要な要素を3つ定めます

ビジョン2 まちづくり運動ビジョン達成までのイメージ

ひとびとが躍動し持続発展するまち ぎふ

理事長挨拶・所信

八代宗太郎

一般社団法人 岐阜青年会議所
第71代理事長 八代 宗太郎

理事長挨拶

私たち岐阜青年会議所は、1951年以来岐阜市を中心とする地域において 「明るい豊かな社会」の実現を目指し、20歳から40歳までの青年経済人が集い、「ひとづくり・まちづくり」運動を展開してきました。

近年では、2020年に策定した、まちづくり運動ビジョンのもと、「若者の力の発揮」「多様なひととのつながり」「居心地のよい土壌づくり」の3つの運動方針を定め、健全な子どもたちを育むための青少年心身育成事業、地域をけん引する人材を育成するためのリーダーの育成、まちに継続的な賑わいを創出するためのまちづくり事業や政策提言など、様々な分野において、ぎふのまちの発展に寄与するための活動に取り組んでおります。

一般社団法人 岐阜青年会議所 2022年度スローガンは、
「ひととひとが支え合い、比類なき光を放つぎふのまちへ共に一歩踏み出せる自分へ、切り替えよう」と、定めました。

本年度は「切り替える力(リフレーミング)」をテーマに、ひととひとが支え合うまちの未来の実現に向けて活動して参ります。一見ネガティブに感じる物事でも、多様なひとの意見を受け入れ、別の角度から見直しポジティブに捉えることができる「切り替える力」を、ぎふのまちに住み暮らす多くの方に持って頂くことで、ひととひとが力を合わせ、多様なアイデアを掛け合わせた魅力的な取り組みが多くの社会課題の解決へと繋がり、これからもぎふのまちが持続発展することができると信じています。

これまで私たちが、永きに亘り活動を続けてこられたのも、市民の皆様と、行政並びに各種団体の皆様からのご理解とご協力のおかげです。地域の皆様に支えられ活動させて頂いていることに感謝し、本年も一年間、変革の能動者としての自覚と責任をもって「明るい豊かな社会」 の実現に向けて邁進していく所存です。

本年度も一般社団法人 岐阜青年会議所の活動に、皆様の変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

一般社団法人 岐阜青年会議所 2022年度第71代理事長 八代宗太郎

THE PRESIDENT GREETING

Since 1951, we, Gifu Junior Chamber, have been aiming to realize a “bright and prosperous society” in the area centered on Gifu City, and young business people aged 20 to 40 have gathered for the “Human Development / Town Development” campaign. Has been developed.

In recent years, based on the town development movement vision formulated in 2020, we have established three movement policies of “demonstrating the power of young people,” “connecting with diverse people,” and “creating comfortable soil,” and healthy children. In various fields, such as youth mental and physical development projects to nurture people, leaders to develop human resources who will lead the community, community development projects to create continuous liveliness in the city, and policy proposals, We are engaged in activities to contribute to development in Gifu.

Gifu Junior Chamber 2022 slogan is
“To a town where people support each other and emit unparalleled light
Let’s switch to ourselves who can take a step together. “

This year, with the theme of “switching power (reframing)”, we will work toward the realization of the future of a city where people support each other. By having many people living in the town of Gifu have the “power to switch” that can accept the opinions of various people, review them from a different angle, and take them positively, even if they seem to be negative at first glance. We believe that attractive efforts by people working together and combining diverse ideas will lead to the solution of many social issues, and that the town of Gifu will continue to develop in the future.

We have been active for a long time thanks to the understanding and cooperation of the citizens, the government, and various organizations. We are grateful for the support and activities of the local people, and we will continue to strive for the realization of a “bright and prosperous society” with awareness and responsibility as an active person of change for this year as well.

We look forward to your continued support and cooperation in the activities of the Gifu Junior Chamber this year as well.

General Incorporated Association Gifu Junior Chamber 2022 71st Deputy Director Sotaro Yatsushiro

理事長所信

切り替える力がひととひとの支え合いを生み、比類なき存在感を放つぎふの実現へ

世界では、少子高齢化という問題を先進国、発展途上国を問わず抱えています。世界の人口は今でこそ増え続け、2064年頃には約97億人まで達する見込みはありますが、出生率の低下により2100年までには約88億人まで人口減少すると予測されています。生産年齢人口の減少が進んでいる主要先進国でも、少子高齢化という問題に対する最適解を見出せておらず、このままでは今はまだ人口増加している発展途上国でさえも近い将来、景気低迷、人材不足による公的機関の継続不能、国民負担率の過度な上昇などの大きな問題に直面することが予測され、国としての機能を維持できなくなってしまいます。私たちが住む日本では、先進国の中でも少子高齢化の進行が早く、1995年をピークに生産年齢人口の減少が進むことで国内の飲食業や運送業をはじめ多くの業種において働き手が減少し、経済活動に対する大きな影響が懸念されています。地方では、東京一極集中や都市部への移住によって担い手不足が加速し、維持存続に大きな影響が出るほどの問題となりつつあります。ぎふのまちでも愛知や東京へ若者を中心とした転出が続いており、社会経済の担い手不足の影響はぎふのまちの経済活動やまちづくりの機能の低下を通じて、地域の魅力の低下となり、更なる人口減少を招くという悪循環に陥る可能性があります。そして、このまま更なる人口減少を招くことになれば、抱える問題は多くなるにも関わらず解決するための担い手は減り続け、個人の力だけで解決することは不可能となり、まちとして機能は維持できなくなってしまいます。社会経済の担い手不足の問題を抱える中、ぎふのまちは互いに支え合うことで、社会経済の課題を解決しなければなりません。しかし、ぎふのまちに暮らす人々同士が互いに支え合う関係を築くことで、人口減少の問題を抱えるぎふのまちの社会経済の課題を解決させようとする動きは見られますが、中々できていないのが現状です。互いに支え合う関係を築けない問題の本質はどこにあるのでしょうか。戦後の高度経済成長期を経て生活が豊かになったことから、他人に関わりたくない、関わったところで何も変わらないと考え、ひとと関わることを負担に感じるひとが増えています。更にコロナウイルス感染拡大によって、ひととの距離を取らざるを得ない日常が追いうちをかけ、ひとと関わることに対しての関心が更に薄れ、ひととひとが支え合う理想的な状態から遠ざかっています。では、ひととひとが支え合うためには何が必要でしょうか。私はひととひとが支え合うための力として「切り替える力(リフレーミング)」が必要だと考えます。ひとと関わったところで何も影響を受けないと色眼鏡を掛けて物事を見てしまっては無関心のままです。一見意味が無いと感じる物事でも、多様なひとの意見を受け入れ、別の角度から見直しポジティブに捉えることができる切り替える力をぎふの市民がもつことで、市民同士が積極的に関わり合うことに繋がります。その上で、市民同士が互いの良さを理解し受け入れることで、互いの意見や感情に共感し、相手のために行動できる心が生まれます。この心がひととひとの支え合いを生み、地域を取り巻く課題を解決していくことに繋がります。ぎふのまちのなかで支え合いが増え、互いに相乗効果をもたらし、市民が新しい一歩を踏み出せる自分を実現することで、少子高齢化の中でも持続発展できるまちのロールモデルができあがり、比類なき存在感を放つぎふのまちとなるのです。

あらゆるひとと繋がり、切り替える力をもって、ソーシャルイノベーションの実現へ

ぎふのまちは若者を中心とした愛知や東京への転出が続いており、地域の担い手不足は進み、高齢者の孤立・無縁社会化や災害時の避難勧告の呼びかけ合いの困難、産業を支える労働力の低下といった問題を呼び起こし、ぎふのまちに表面化されてきました。ひととひとが支え合うことでこの問題に立ち向かおうという試みが一部では顕在化してきましたが、自治会の加入率の低下などから伺えるように、実現から遠ざかっています。一方で日本の各地域では、情報技術を活用したひととひとの支え合いや、企業、各種団体、行政などあらゆる立場のひとと連携して経済活動を行うことで社会の課題解決を目指す取り組みといった独創的なひととひとの支え合いの形態であるソーシャルイノベーションが起き始めています。このソーシャルイノベーションを起こすことが、ぎふのまち独自のひととひとの支え合いの形態を生み出すことに繋がります。そのためにも、あらゆる立場のひとと繋がり、互いの意見を受け入れ、新たな価値観を得ることで、ソーシャルイノベーションを起こしましょう。ぎふのまち独自のひととひとの支え合いが生まれれば、少子高齢化の中でも地域に取り巻く問題を解決し続けることができる新しいひととひとの支え合いへと繋がり、比類なき存在感を放つぎふのまちとなるのです。

新たなひととひとの支え合いの形態を構築していくことは、ぎふのまちが抱える問題を解決していく突破口となります。昨今の情報技術の進歩によりオンラインコミュニティが注目されており、オンラインコミュニティの交流を起点としてリアルに繋がることで、リアルとデジタルの相乗効果を生み出す新しいひととひとの支え合いの形態が見受けられます。ぎふのまちには多様なスキルや技術といった強みをもった市民、各種団体、企業が数多く存在しています。新たなひととひとの支え合いの可能性として、デジタルとコミュニティを掛け合わすことで生まれるソーシャルイノベーションを起こしましょう。お互いにできることできないことを認識し合い、互いの良さを理解し受け入れ、支え合うことができれば、互いの強みが相乗効果となって大きな成果を生み出します。そして、この新たな繋がりがビジョン達成に一歩近づくと確信しています。

少子高齢化が進む中、ぎふのまちが持続発展していくためには、次代を担う若者がまちづくりに対して積極的に参画することが必要です。2021年度はビジョン達成の第一歩として、まずは若者がぎふのまちの未来を語って頂き、声を吸い上げ、まちづくりに活かすための場を創り上げました。そして、若者の独創的なアイデアによって、若者独自のまちづくり政策が生まれました。しかし、若者の住みたくなるまちの実現は、若者だけでは不可能です。ぎふのまちのあらゆる世代の市民や、企業、各種団体、行政などあらゆる立場のひとを巻き込み、それぞれがポジティブな見解をもちそれを活動に活かすことで、個性的な発想や、魅力的な取り組みが生まれます。この多様なひととの繋がりを活かし、若者だけでは出なかったアイデアを掛け合わせ、若者が描いた政策の検証活動を行いましょう。そして検証活動の成果を多くの市民に見てもらい、巻き込むことで、成果を最大化していきましょう。それが、ぎふのまち独自のひととひとの支え合いの形となり、日本へ、ひいては世界へと比類なき存在感を放つことができるのです。

青年経済人が切り替える力をもつことで、会員力を向上させる

我々JCI岐阜メンバーは一人ひとり異なった価値観をもつ青年経済人であり、メンバー同士協力をして、「明るい豊かな社会」の実現を目指し、「ひとづくり・まちづくり」運動を行ってきました。そして、「青年会議所は、青年が社会により良い変化をもたらすための発展と成長の機会を提供する」とあるように、JCI岐阜メンバーが青年会議所の活動を通して、互いの良さを理解し受け入れ、相乗効果を発揮し、新たな気づきを得ることで、地域の経済や社会を発展させるリーダーとなってきました。この多様な価値観をもつ青年経済人の繋がりを活かし、メンバー同士互いに研鑽を積むことで、所属する企業、団体に発展や成長を与えていきましょう。そして、多様な価値観をもつ青年経済人の繋がりを増やし、相乗効果を最大化させていきましょう。メンバー一人ひとりのリーダーとしての能力が向上し、地域の経済や社会に新たな価値を創造し続けることで、「明るい豊かな社会」の実現ヘ近づくことができるのです。

会員拡大はただJCI岐阜のメンバーの人数を増やす活動ではありません。切り替える力を構成する大きな要素である多様な価値観をもつメンバーを増やす活動になります。地域の青年経済人を巻き込んでいくことが、多様な価値観を発揮し、相乗効果を生み、新たな気づきを得ることができます。また、他者を突き動かすリーダーとして、周囲を巻き込む力は必要な要素になります。新たなメンバーとしてぎふのまちの青年経済人を巻き込むには、どうすればいいのでしょうか。私はぎふのまちの青年経済人が我々JCI岐阜の活動に共感することが重要だと考えます。そのためにも、JCI岐阜のメンバー一人ひとりがJCI岐阜の魅力を最大限に伝えることができるようになりましょう。そして、ぎふのまちの青年経済人がJCI岐阜メンバーの従来もっている多様な価値観に触れる機会を作りましょう。JCI岐阜の魅力をぎふのまちの青年経済人に共通認識して頂くことで、JCI岐阜の活動に共感して頂くことができるのです。JCI岐阜に新しいメンバーを迎え、新しい価値観が合わさることで、メンバー一人ひとりのリーダーとしての能力の向上に繋がり、地域の経済や社会を発展させることができるリーダーになるのです。

AIやIoTなどを活用することで高度な知的活動の自動化が実現する第4次産業革命が起きている中、我々の生活は飛躍的に変化しています。所属する企業や団体の方々に目指すべき方向性を示し、自ら率先して挑戦しなければ、この変化の激しい状況に対応できません。そこでリーダーに求められる必要な要素が創造的・挑戦的であることなのです。多様なひとの意見を受け入れ、別の角度から見直し切り替える力をもつことで、自身の枠組みにとらわれない自由な発想を生み出し、変化の激しい状況でも最適なアイデアをもって対応する力を身につけましょう。そして、「失敗を恐れて挑戦できない」や「決断ができない」といったマイナスな言葉でも、前向きな言葉を見出し、挑戦する心に切り替えましょう。我々JAYCEEは自ら行動を起こし、他者を突き動かすリーダーを目指しています。自身の課題を見つめ直し自己研鑽に励み、所属する企業、団体に発展や成長を与えることで、地域のリーダーとして地域の経済と社会を牽引することができるのです。

市民同士が積極的に関わりをもち、ポジティブな視点に切り替わる人材へ

高度情報化社会の進展の中で、多くの中小企業は、多くの業務が効率的に遂行されるようになりました。また働き方やライフスタイルに個人の価値観が尊重される変化が生じています。変化の情報は我々の耳に入ってきますが、この変化のスピードは我々の予測よりも早くなっている状況であり、変化に対応することに踏み出せない市民は多く存在します。その理由は、リスクを恐れて変化に対応できないからではないでしょうか。そこで必要となってくるのが、別の角度から見直しポジティブに捉えることができる切り替える力なのです。この強さを獲得するためには、自身の現状を把握することと多様なひとの意見を受け入れ、どのような出来事にも必ずプラスの意味があることを認識して取り入れることが重要です。市民同士が積極的に関わることで、リスクを恐れて変化に立ち向わない視点から変化を楽しめるポジティブな視点に切り替わって欲しいと願います。切り替える力をもち、ポジティブな視点をもつ人材が集うことで、変化が激しい国際社会の中でも、比類なき存在感を放つぎふのまちとなるのです。

ぎふの未来を担う子どもたちにはポジティブな視点に切り替わる経験をしてもらうことで、将来的にどんな困難でも挑戦できる切り替える力をもった大人になってほしいと願います。昨今、ぎふのまちの未来を担う子どもたちは先端の情報機器と触れ合う機会が増え、瞬時に多様な情報を入手することができるようになりましたが、将来の目標がもてていない子どもたちが多くなっている一面もあります。その原因は平均世帯人数が低下し、兄弟姉妹など身近にどのような経緯で目標を達成するのか参考にするひとが減ってしまっていることではないでしょうか。子どもたちが将来の目標をもつためには、同じ子どもたちに限らず多様なひとと話し合い協力して、ポジティブな視点に切り替え、困難を乗り越える体験が必要です。今のぎふのまちは先端技術に触れる機会が多くなり、共通体験を行える方法が増えてきました。この先端技術を活かし、子どもたちが多様なひとと協力して困難に打ち勝つ機会を作りましょう。この体験が子どもたちに自信を与え、ポジティブな視点に切り替えて、具体的な将来の目標に繋げていける人材に育っていくのです。

プロセス重視と公益に資することを引継ぎ、持続可能な組織へ

JCI岐阜は、創始より70年「明るい豊かな社会」の実現に向けて、同じ志をもつ青年経済人が集い、「ひとづくり・まちづくり」運動に対して真摯に取り組み、ぎふのまちに変革を起こしてきました。多様な背景をもち価値観の異なる青年経済人が交流し、互いに切磋琢磨できるのはJCI岐阜がもつ素晴らしい魅力の一つで、自身の視野を広げてくれます。また、青年経済人だけではなく、企業、各種団体、行政など多くのパートナーと繋がり、互いの意見を出し合い、社会課題を解決することに挑戦してきました。これらの激しく互いの価値観をぶつけ合い、心を一つにして一つの事業を構築し成果を生み出す組織風土がJCI岐阜という組織に必要な要素なのです。

70周年の節目を迎え、新たなビジョンのもとで活動するJCI岐阜は、柔軟に事業を構築するために一般社団法人格へ移行してきたように、組織変革を行ってきました。しかし、変えてはいけないものがあります。それは、プロセス重視と公益に資することです。掲げた目的を達成するために、どのような手法でどのような効果を上げることができるのかを、その判断に至った過程や、背景から手法に至る論理の整合性を議論するプロセス重視という組織風土を大切にすることで、最適解を導き出し、事業の成果を最大化してきました。そして、2011年より公益社団法人に移行し、10年間公益に資することを目的と定め活動を行うことで、地域社会に貢献すべくぎふのまちの抱える諸問題に取り組み、日々研鑽を重ね、「ひとづくり・まちづくり」運動を推進することができました。JCI岐阜がこれからもぎふのまちに価値ある変化を起こす組織であり続けるためにも、この2つの精神性を引き継ぎ、柔軟に事業を構築できるよう組織変革を行うことが必要なのです。次代を見据えながらぎふのまちに価値ある変化を起こすことで、ぎふのまちに必要とされる組織であり続けるのです。

JCI岐阜には、日本、東海、岐阜という広域で活動するパートナーと交流や議論する、出向という機会があります。出向先だからこそ得られる視点やアイデアを、JCI岐阜という枠を飛び越え、得ることができます。出向先での学びは自身だけではなく、JCI岐阜の活動に対しても、客観的に見つめ直す機会にもなります。客観的に見つめ直すことで、課題に対して新たな切り口を得られ、「ひとづくり•まちづくり」運動の厚みを増すことができるのです。また、私たちが今後もぎふのまちに変革を起こすためには、あらゆるパートナーの理解と協力が必要不可欠です。多くのひとの共感を得て、協力関係を構築するためには、JCI岐阜の運動を広く発信する必要があります。市民にJCI岐阜に対する運動を理解し、受け入れて頂くことで、多くの方の共感を得ることができるようになり、いつの時代も必要とされる団体として存在できるはずです。

どのような困難でも、一歩踏み出せる自分に切り替えよう

あのひとだからできる。あのひとは環境が恵まれてる。あのひとは特別だ。こんな言葉を私はJCI岐阜や自分の関わるひとからちらほらと聞き続けてました。そんなわけない。できるためには必ず裏に努力があって、心の中で葛藤があって、紆余曲折を経て、時間を削って、命を削って、できる自分を手に入れています。少なくとも私はそれを行ってきたひとたちの背中を見てきました。私もその姿に共感し、自分の弱さを認めて、弱さを克服するために自ら研鑽することを心掛け、困難に立ち向かいました。それが真のリーダーの姿だと思います。その結果、会社と家族により良い変化を与えることができました。このJCI岐阜に入会した2014年から私の会社はどれほど変わったのか。家族に笑顔を与えられたのか。自身の企業活動を通して、社会の課題を解決する発想を得ることもできました。JCI岐阜の活動は自分を変え、周囲を変え、そして社会に変化を起こします。成長できる機会はすぐそばにあります。しかし、無意識に不安に駆られて、自分から成長できる機会を手放してはいないでしょうか。まずはどんな困難でも一度受け入れて、どうすればできるのかを真剣に考えて欲しいです。最初からできる特別な人間なんていません。できることを一つひとつ行えば、あなたが言っているあのひとたちにきっとなれます。あのひとたちとあなたの差はたった一つのことなのです。あとはJCI岐阜の活動があなたを勝手に成長させてくれます。共に一歩踏み出せる自分へ、切り替えましょう。

基本方針

【会員力向上グループ】
青年経済人が切り替える力をもつことで、会員力を向上させる
【CD(コミュニティ・ディベロップメント)グループ】
あらゆるひとと繋がり、切り替える力をもって、ソーシャルイノベーションの実現へ
【人材育成グループ】
市民同士が積極的に関わりをもち、ポジティブな視点に切り替わる人材へ
【組織運営グループ】
プロセス重視と公益に資することを引継ぎ、持続可能な組織へ

全体事業

まちづくり事業(仮称)

2023年度新入会員募集

組織図・事業計画

名前の右側にアイコンがついているものは詳細を確認することができます。

組織図

メンバー紹介

事務局案内

所在地
〒500-8833 岐阜県岐阜市神田町2-2 岐阜商工会議所ビル3階
TEL
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