まちづくり運動ビジョン

自然と産業とコミュニティの共生都市ぎふ~世界に誇れるひとの和~

ビジョン策定の背景

 これまで(公社)岐阜青年会議所は、「明るい豊かな」社会の実現を目指し、時代の変化を見据えたまちづくり運動ビジョンの下、 「ひとづくり・まちづくり」運動に取り組んできました。ぎふのまちでは、自立した市民や団体が増え、まちに賑わいの兆しが見え始めている一方で、情報や経済が一瞬で国境を越え、モノやひとが世界中を自由に行き来できるグローバル社会が大きな存在感を持ち始めています。経済的文化的な単一化により地域の個性が失われ、競争の激化による利己主義が広がる中、ぎふのまち固有の魅力を磨き、世界から賞賛される独創的な魅力を持つぎふのまちをつくる必要があります。

(公社)岐阜青年会議所 まちづくり運動ビジョン

1.まちのビジョン(Vision)

  自然と産業が調和し、充実したコミュニティが育まれる中、人びとが誇りを持ち生き生きと住み暮らすことができ、世界から賞賛される独創的なまちづくりをする必要がある。その為に、私たちは、ぎふのまちに必要な要素やまちづくりの主体者である市民に望むべき要素を定め、未来に向けた運動ビジョンの実現に向け行動していく。
2.運動方針(Movement)
 まちのビジョンを実現する為には、自治会や町内会をはじめ、同じ地域に住むひとで構成される地域コミュニティと、まちづくり団体やNPOをはじめ、特定のテーマの下で活動するひとで構成される各種団体、企業、行政の役割が重要となります。

自然
歴史、文化を育む清流長良川をはじめとする豊かな自然

産業

歴史ある産業の再生と新しい産業を創出する活力ある地域経済

コミュニティ

人びとが問題解決に向けて支え合い、安全・安心に暮らせるコミュニティ

まちのビジョンを実現する為に、地域コミュニティ、企業、各種団体、行政が互いに強みを生かし地域の課題解決に向け協働する中で、地域コミュニティ、企業と各種団体が一層自立し、行政の力を得て更に大きな協働の和へと続く循環が生まれる。それにより”世界に誇れるひとの和”が作り出され、”自然と産業のコミュニティの共生都市ぎふ”が実現することを運動方針”協働と自立の循環”の創造と定める。

3.行動指針(Behavior)
 地域コミュニティ、各種団体、企業、行政における”協働と自立の循環”を創造する原動力として、岐阜JCが取るべき行動を次のように定める。

自然

・自然に触れ、自然を守る市民性を育む。・地域資源としての自然を活かす活動を展開する。


産業

・経営者の資質向上と企業人の意識向上に努め、社会的責任の自覚の下、企業の経営力を高める活動を展開する。
・地域資源を活かした産業の活性化を図る。


コミュニティ

・コミュニティの課題解決能力を養い、共助を基盤とした安全・安心で自立的なコミュニティを創造する。
・夢を抱き行動する市民性を醸成する。