副理事長基本方針

副理事長 柳原 弘幸

 青少年育成は、社会が存続、発展していくうえで最も重要なテーマであり、とりわけ今日の日本のように、世界でも抜きんでた少子高齢化社会においては、未来の担い手として子どもたちに期待するところが大きく、それゆえ社会全体で関心をもって取り組まなければなりません。そして人格の形成途上にある多感な青少年期をいかに過ごすかということが、子どもたちの将来に大きな影響を与えるのは紛れもない事実です。だからこそこの時にできることは何でも体験させてあげたいのです。子どもたちには、今、様々なことに挑戦し、たくさんの体験と経験を積み重ねることで、自分の可能性に気づき、自信をもってもらいたいのです。そして未来に向かい明るい希望を抱きながら、人間性豊かに成長し、世界を舞台に活躍できる人になって欲しいと願います。

 子どもは好奇心と探究心の塊です。少しでも楽しそうだと感じると何にでも目や心を奪われます。私たち大人は、子どもが笑顔で楽しみながら学べる機会を創らねばなりません。そして子どもの行動を見守るだけでなく、子どもが興味を示したことに一緒になって興味を示し体験するなかで子どもたちと思いや考えを共有すると共に、大人のカッコいい後ろ姿を見せ、優しさだけでなく、厳しさや規律などの社会性を教えなければなりません。

 本年度岐阜JCでは、子どもたちに体験を通し、新しい環境へ挑戦する勇気と仲間や大人、自分を信じ、互いに高め合う心を育んでもらう事業を展開します。そして事業後の達成感を、新たな自信と新たな夢の創造に繋げてもらいます。JCメンバーや地域の大人には、大人も共に育っていくという意識と次代を担う青少年の健全な育成に等しく責任を負っているという自覚をもってもらいます。

 JCの魅力は、常に自分を成長させるチャンスが目の前にあることです。それは人との出会いであり、様々な価値との出会いです。しかしチャンスは自ら求めなければチャンスにはなり得ません。私は副理事長として、これまで学んだこと、目の前のチャンスを積極的に掴むことをメンバーに伝え、一瞬一瞬を大切にし、妥協せず厳しく指導します。