副理事長基本方針

副理事長 千賀 英輝

 経済環境や社会問題が複雑に絡み合うことで、変化が激しく予測できない現代において、「前回通り」「去年と同じやり方で」といったように、新しい状況に対応することなく、以前やったことと同じことしかできない企業は淘汰される時代になっています。私たちは、この複雑に変化する環境に合わせて会社の舵を切り、軌道修正しながらも、成果を生み出していかなくてはならないのです。
 この時代に対応していくためリーダーには、「絶対に実現する」という熱き思いを込めた理想を描くことが必要だと考えます。この情熱をもち続け、理想を目指すために自社の経営資源を活かすことで新たな価値を生み出していくことができれば、如何なる環境の変化にも対応できる「創造力」のある企業になるのです。情熱をもち続けるためには、根拠のない空想ではなく確信のもてる理想を描くことが必要です。まずは、リーダー自らが、経験や体験、学んだ知識やデータなどの情報から「価値観」を拡げ、自社の「強み」を知ることで、現状と将来像をしっかりと把握していくことが大切なのです。
 私たち(公社)岐阜青年会議所メンバーは、ぎふを魅力溢れるまちにしていくために直接的に活動していくと同時に、企業のリーダーとして活動を行うことで、企業の魅力に磨きをかけ、ぎふの経済に活力を与えていかなくてはなりません。同じ志をもつ仲間や市民と共に学び、自社における社会的使命をしっかりと見出し、情熱のこもった理想を描くことで、自社だけでなくぎふの魅力を高める企業活動を行っていこうではありませんか。
 私は、自分がもっていない価値観に触れ、自分が苦手な環境を与えてくれることで己を知ることができる岐阜JCに感謝しています。この経験を通じ、企業のリーダーとしての姿勢だけでなく、人生の生き方のヒントとなることを沢山感じ、学ばせて頂きました。私はこの学びと素晴らしい環境を、今度は伝える側として熱く語り、努力を惜しまず指導していきます。